【キット名】P-40N ウォーホーク(アメリカ陸軍航空隊 戦闘機)
P-40N WARHAWK(U.S. ARMY AIR FORCE FIGHTER)
【メーカー】ハセガワ
【シリーズ&№】A9(00139)
【スケール】1:72
【定価】800円
【パーツ数】40ピース
とりあえず積んであるキットをかたっぱしからアーカイブしてまいります。名前からして勇ましそうなカーチス社製の戦闘機「ウォーホーク」。紹介するのは1999年リリースのパッケージですが、中身のキットは1977年製造。40年の年季が入っています。
■パッケージ
ボックスアートは小泉和明氏によるもの。小泉氏の画風は、素材の光沢感や硬質感をシャープに描き出しますね。雲の切れ間から姿を現した「百式司偵」めがけて、増槽を落とし戦闘モードに突入していく2機のウォーホークが描かれています。特徴的な、後方に折りたたむタイプの主脚にも目が行きますね。
■パーツ&ランナー
パーツはクリアパーツを含めて4ランナーで構成。バリ等はそれほど酷くありませんが、細かいパーツの外周などは切削作業に手を取られそうです。
Aランナー。外枠もなく必要最小限度のランナーで成型されています。アンテナ支柱はポキリ注意。ボディをつなぐゲートは、結構太目。
Bランナー。翼下面のダボの部分にヒケがあります。主脚格納部分のタイヤのところは、実機もこんなツンツルテンなんでしょうか?(-_-;) 増槽は段差部分で貼り合わせになっているので、継ぎ目を消す手間が省けそう。
Cランナー。細かなバリが目立ちます。パイロットのモールドは意外に細かい。爆装の選択も可能になっています(パーツ13、14)。
Dランナーはクリアパーツ。キャノピーのみです。枠のモールドもしっかり入っているので、塗装は比較的ラクなように見えます。
■デカール
これぞアメリカン大戦機!といった感じの大ぶりなマーキングで構成されています。2つから選べるマーキングですが、いずれもスカルをモチーフにして、外連味たっぷりです。第89戦闘飛行隊のほうはタイヤホイール部分にも、サイコロのマーキングが入るんですね。
■説明書(インスト)
ハセガワおなじみの黒青2色刷りで、塗装部分が分かりやすいものになっています。組立工程で難易度が高そうなのは、主脚カバーあたり。駐機状態で製作する場合、パーツを二つにカットしないといけないのですが、曲面部分に切れ込みを入れないといけないので大変そう。刃を入れるガイドとなるラインもあるかないかです。塗装は調色指示もなくシンプル。迷彩パターンのJ.B.パリス中尉機も筆塗りでイケそうなタイプです。ただ機体尾部のつや消し白の部分が大変かも。
【インストの機体解説】
カーチスP-40 シリーズは、アメリカ陸軍航空隊のみならず連合軍の主力戦闘機として第2次世界大戦のあらゆる戦場で活躍しました。N型はシリーズ中の最終生産型で、しかも最も多く生産されたタイプです。軽量化を図ったためシリーズ中最も優速となり、また後方視界を改善するため新設計のキャノピーを装備するなど最終形にふさわしい性能となり主に対日戦に活躍しました。
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